依頼先の選び方
マイホームを考えはじめたら、最初に何をされますか?
ほとんどの人は先ず住宅展示場やモデルハウスに足を運び、自分のイメージに合ったデザインや、
スタッフの印象度で依頼先を絞りこんでいくと思います。
でも、順序からいくと、依頼先を検討する前に決めるべきことがあるのです。
一番目は「構造」です。
鉄? コンクリート? 木?
木に比べ、鉄やコンクリートは強いというイメージがありませんか?
でも木というのは、引っ張り強度は鉄よりも、圧縮強度はコンクリートよりもはるかに強いのです。
また、木は燃えるけど鉄は燃えない、と思われるかもしれませんが、鉄は250℃を超えると強度が
一気になくなります。
反面、木は燃えますがすぐには燃えつきません。
木には断熱性能があり、燃えることによって表面に炭化層をつくり酸素を遮断しますので、
それ以上に燃えることを防ぐ機能を持っています。
また、断熱性能を見ても、コンクリートの12倍、鉄の400倍も優れます。
次に「断熱」です。
木には断熱性能があるというお話をしましたが、それでも断熱材の1/20くらいです。
断熱性能が低い物質は当然熱の橋渡しをします。これをヒートブリッヂ(熱橋)と呼びます。
内断熱工法には様々なものがあります。一般的なのは、グラスウールやロックウールなど、
繊維系の断熱材を柱の間に押し込むものです。
しかし、柱と断熱材の間やエアコンのスリーブ回りなどに隙間なく断熱材を入れるのは不可能です。
隙間があると違う温度の空気が干渉し結露を起こします。
それを防ぐために、ほとんどの家では気密防水シートを壁の裏側に貼ります。
でも、室内の空気(水蒸気)が壁の中に進入するのを防ぐ目的のシートを留めるのは「タッカー」と呼ばれる
ホッチキスです。仮に破れや穴、隙間があれば水蒸気は壁の中に入ってしまいます。
壁の中の結露をビニールシート1枚で防ぐというのは、非常に危険なことなのです。
最近は自然素材系の断熱材も多くなってきましたが、内断熱である限り結露の可能性は否定出来ません。
本来、断熱とは熱の移動を防ぐもの、断熱材に呼吸機能を設ける必要性はないのです。

断熱材が付いた構造用合板を貼り付ける「パネル断熱」がありますが、合板が外気に触れる限り
内断熱になります。
もうひとつ加えるとしたら、「素材」です。
本当に健康的な空気を得たい場合は、最低限F☆☆☆☆の建材は使わないことが大切です。
それらを満たすビルダーが初めて依頼先の対象となります。










