理想的な家とは
■基礎、壁、屋根をすっぽりと覆う完全外断熱工法
現在、様々な内断熱工法が存在します。
グラスウールやロックウールなど繊維状の断熱材、
古新聞を再利用した断熱材や羊毛など「呼吸する」断熱材、
合板に貼り付けた発砲系断熱材、
これらは全て内断熱です。
一般的な内断熱工法では、断熱材で家の隙間をなくすことは非常に困難です。
そのために、防湿気密シートを内側に張りめぐらせて「気密化」を図りますが、この方法はビニール
シートの破れや施工不良によって室内の水蒸気が壁の中に入ると壁体内結露を起こすため、
非常に危険なことなのです。
また、木にも断熱性能がありますが、断熱材と比べて1/20程度の性能しかありません。
水を吸わず燃えにくい断熱材で家の外側から断熱をする、これが大切です。
■C値=0.5c㎡以下を推奨
最近の住宅では、サッシュなどの目に見える結露は起こりにくくなりました。
それは住宅性能ではなく、単純にサッシュの性能が上がったためです。
空気には、気体が液体に変わる「露点温度」というのが決まっています。
夏場グラスに水滴が付くのは、グラスの温度がお部屋の空気の露点温度以下だからです。
簡単に言うと、温度差がある外気と室内の空気が交わる部分をつくってしまったら、結露を起こす
可能性があります。
また、お家に隙間があると24時間の計画換気をシミュレーション通りに行うことが出来ません。
穴の開いたストローでジュースを飲むようなものです。
計画換気を行うためにも、壁体内結露を防ぐためにも、高気密化が必要なのです。
■通気ではなく換気
いくら高性能な断熱材でも熱は伝えてしまいます。
断熱材の仕組みは、夏場外気の影響を受けると一旦蓄熱し、夜間外気温が下がると放熱する、
この繰り返しなのですが、蓄熱容量を超えた場合や外に放熱出来ない場合は室内に「輻射熱」
というかたちで放熱します。
この熱を逃がす仕組みがお家にない限り、室内には熱がこもってしまいます。
完全外断熱工法を行った場合、夏場の床下の空気は地熱よって冷やされています。
多くの通気工法の場合、床下に設けた換気口から外気を取り入れて、この床下の空気を壁を伝わせて
小屋裏から排出します。
空気は「温度」「湿度」「気圧」全て高い方から低い方へ流れますので、その原理を利用して壁体内の
空気が室内の温湿度を奪う、という仕組みです。
しかし、床下の換気口を開けた時点で気密住宅ではなくなり、計画換気が働きません。
また、床下の温度が外気温の露点温度以下の場合は結露を起こす可能性があります。
だから、家中の温湿度を管理するためにも、構造体を乾燥させるためにも、
壁体内を独立させて通気するのではなく、居室の計画換気と連動させて「換気させる」ことが必要なのです。
■自然素材=健康住宅ではない
最近ではホームセンターでもよく見かけるホルムアルデヒド対応品マークF☆☆☆☆。
シックハウス法で規制されているホルムアルデヒドが(含まないではなく)あまり含まれていないものに
付けられているマークです。
国は安全という太鼓判を押していますが、F☆☆☆☆を使った住宅でシックハウス症候群になった
方も居ます。
何故なら、シックハウス症候群は化学物質過敏症の一種なので、人によって反応する化学物質が
違うからです。
現在、工業生産品に使われる化学物質は10万種類はあると言われています。
F☆☆☆☆の商品には、ホルムアルデヒド以外の化学物質がどれだけ含まれているかは分かりません。
新車の臭い
新築の臭い
新品の家具の臭い…
これらは全て化学物質の臭いです。
本当に安全であれば、これらの臭いがする筈がありません。
では、自然素材でつくったお家は安全かというと、安全ではありません。
家具、家電、衣類、雑誌…
私たちの周りには生活が便利になった代償として、化学物質に囲まれた生活をさせられています。
これらの化学物質を排除しない限り、居室の空気は汚れてしまいます。
自然素材をつかって、常にお部屋の空気を綺麗にすることが大切です。
現在、「構造」「断熱」「換気」のどれをとっても沢山の工法があります。
しかし、ひとつずつ知識を身につけていけば必然とベストな工法は見えてくるものです。
住まいとは幸せの器である。
住む人の幸せを心から願える者でなければ住まい造りに携わってはならない。
「いい家」をつくる会のカレンダーの表紙を飾る言葉ですが、
私どもが考える理想的な家、それがSA-SHEの家です。











